セゾン現代美術館
セゾン現代美術館の展示は20世紀ばかりでなんと21世紀の作品がなかった。
「現代アートってなんですか」と聞かれたら「現代の作品という意味ではありません、現代に生きるわれわれのためのアートです」と答えるべし、と誰かが書いていた。その意味で何年も前の作品でも「現代」なんだろうなどと考えてしまった。
アンゼルム・キーファー「革命の女たち」
殺風景な部屋にベッドが20台くらい。どれも背中部分がへこんでいる。
マグダレーナ・アバカノヴィッチ「ワルシャワ40体の背中」
背中を丸めて座り込んだ人物の背中が40体。回り込んで見るとどれも内側は空洞。
子どもが入ってきて戻り、お母さんに「見ないほうがいいよ、こわいよ」と忠告していた。その通り。
その後、お庭をひとめぐり。高原美術館らしく庭園がすばらしい。雨上がりの空気がしみこみます。