「大きいものと小さいもの – チャプター2」 ジャン=ミッシェル・アルベロラ展
大きいものと小さいもの チャプター2@メゾンエルメス
ガラスのホールに巨大な壁画がよくマッチしていた。多層的な言葉とのコラボレーションが魅力とのことだったが、「会話を再び始める」とか「出口は中にある」とか、よく伝わってこなかった。
ここは看視の女性が素晴らしく、そこらへんの公立美術館のガイドは見習うべきではないかと思った。ブランド中のブランドのアートスペースだからどうせあまった予算で片手間の運営なんだろう。立っている方々もショップとのシフトで、今日たまたまいるだけなんだろう。そう思っていた。
しかし、ときどき質問してかえってくる答えがソフトかつ的確で、明らかに企画から制作のときに張り付いて、作家とある程度交流している人じゃないとできない受け答えをする。あなどりがたしエルメス。