克雪ダイナモ・アートプロジェクト(東京藝術大学) @越後妻有アートトリエンナーレ2009
見ごたえという点では廃校プロジェクトのなかで一番だった。
芸大の先生と学生の作品が中心だったが、壁のペンキのはがれに花びらをちらしたようなミクロな作品から、部屋いっぱいを使った空間インスタレーションまで、どれも本気で手間とアイデアと技術を注ぎ込んで作ったものばかり。
学生だけあってこれまで名前を聞いたことのない人ばかりだけど、レベルが高くてびっくりした。もしかしたらプロの有名どころを並べた福武ハウスよりいいかも。
バスツアーだったので時間がなかったけど、もっとじっくり楽しみたかった。「大地の芸術祭」だと膨大な作品数に「次!次!」な気分になりがちだけど、ここはあらためて半日くらいはかけたい。
中でも一番気に入ったのは音楽室。扉の向こうでいったい何が行われているんだろうとワクワクした。