京都精華大学 「枯木又プロジェクト」@越後妻有アートトリエンナーレ2009
小型バスとは言え、こんな山奥まで行けるの?この先に本当に何かあるの?と疑わしくなるくらい山奥にある。
でもその小学校は数ある廃校プロジェクトの中でもナンバーワンをあげたいくらい愛らしい。誰もが空想する山の中の地域に愛されている小学校のイメージそのまま。
これは残さなければね、残してほしい、と思いました。「憧憬の小学校」の作家もそう思ったのか、中に入るとこの校舎のミニチュア版がふんわりと浮かんでいた。そしてこのミニ校舎の内側には、はっとなるくらい美しい景色が。この学校に対する愛情が満ち溢れている作品でした。
2階にあがると床一面が「Sky Mountains2009」。これも手触り感に満ちた心地よい作品。作った人の手のひらの感触を裸足で楽しんだ。
数ある廃校プロジェクトの中では、手放しで地域住民と喜び合える一番気持ちのいいものではないでしょうか。2階の窓から見えるプールは、地域の大人たちが手作りしたものと聞いて、またほんわかとしました。愛されている学校をアートの力ですばらしく残しましたね!