「成層圏」プレイベント:下道基行リフォート・アーカイブ@ギャラリーαM
「成層圏」プレイベント:下道基行リフォート・アーカイブ@ギャラリーαM
ギャラリーαMは武蔵美のサテライトギャラリー。
「成層圏 Stratosphere」は、高橋瑞木、鈴木勝雄、田中正之ら外部キュレーターを迎えたシリーズ展であり、そのプレイベントが下道基行の「リフォート」プロジェクトのアーカイブ展。
「リフォート」プロジェクトは全国に残存する軍事建造物に現代の若者が何らかの形で関わり、何かを感じ取っていこうというもの。
これまでに掩体壕の活用方法を提案したり、千葉県富津市の要塞島で缶蹴りをしたり、千鳥ヶ淵の砲台跡でお花火をしたりしている。
写真やビデオなどの活動アーカイブをひと通り見たが、活動がパーソナルであると思う。
戦争の歴史と関わる場合、モノと関わるだけでなく生存している人間と関わるべきと思う。あるいはその建造物を身近に生活している人間と。その部分が読み取れなかったのが残念。
このプロジェクトはそれとして、彼のウェブサイトを見ると各種のプロジェクトを行なっている。そうした活動からどんな作品が成果として出来てくるのか楽しみになった。