「液晶絵画」展@東京都写真美術館
さて、今日(日曜日)は曇りの休日だったけど恵比寿の写真美術館へ。今日は道路もすいてて快調な自転車旅で恵比寿まで。
お目当ては「液晶絵画」展。モニターで見せるアート作品は最近はかなり多くなっているけど、これだけの展示会というのも珍しいので期待していた。
一番よかったのが千住博の「水の森」
かなり大型の液晶モニターを縦に10個、屏風式に並べて水墨画のような森と水辺の映像を表示している。ここちよい。どっかの大きなお寺の和室に置いて見て見たい。
やなぎみわの「Fourtune Telling」は少女と老女仮面の作品。この人の作品って物語性が立ちすぎて飽きられるのも早いのでは、と余計なことを考えてしまった。
ジュリアン・オピーはあのはっきりとした線の人物や風景がアニメになっている。といってもときどき眉が動いたりまばたきするだけ。
森村泰昌はフェルメールの一連の作品を展示。写真美術館のお客さんって写真展示を見慣れているからか遠くから鑑賞するだけ。現代アートらしくずかずかと作品の中に入って空間を楽しむ人が少ない。私は遠慮なくそうしましたけど。
全体的に言って単なるビデオインスタレーションを集めた展示会だった。しかしそれでも作家性が前面に立っている人が多かったので、単なるメディアアートみたいにテクノロジーが前に出なくてちゃんとアートしていた。そこがICCとは違うね。