神奈川県立近代美術館(葉山)
強風のせいか相模湾越しに富士山がくっきりとみえた。
ここもロケーションが気になって一度は行きたかったところ。
鎌倉で親戚関係の野暮用があって、その前に葉山へ行くことに。
平日の午前中の逗子・葉山なんてほんとのんびりムードだし、美術館は逗子からバスで15分もかかって、アクセスの悪さが東京から小旅行というゆったり気分を盛り上げます。
当然、美術館はがらがらで、広い展示室でのんびり出来たのですが、それよりもよかったのは遊歩道。夏には海の家もでるというばりばりの海水浴場に隣接している美術館って、ここだけでは?
瀬戸内海の直島も気になるが、まだ行ったことがないので。。。
なんでも最新の建築技術で空気圧を常時高めに保持し、海沿いという美術品に対する厳しい環境に対応しているのだとか。
それはそれとして、アート鑑賞に引き続き相模湾に落ちる夕陽も楽しめるなんていいでしょう。
レストランもあって、ここは上品そうな老夫婦たちで満席だった。もちろん全席オーシャンビュー。平日の午後ならゆっくりと読書もいいね。
ああ、この美術館のために葉山に引っ越したくなりました。通勤しないでいいなら。
展示品に関しては収蔵物の総ざらえ的なもので、なんとも思わなかった。けど、これから面白そうな企画展が夏から秋に向けてあるそうで、また行かなくてはと思いました。
帰りはあまりにもいいお天気だったので、例によって40分の道のりを逗子駅まで徒歩。
あのあたりって漁師町なのにお屋敷や素敵なレストランやカフェが点在して、散歩にいいんです。
また、ところどころに浜に抜ける路地があって、これが一人がやっと通れるくらいの細い路で、また楽しいんです。
鎌倉に出ると段葛の桜並木が満開で、平日の午後にかかわらず観光地らしきにぎわい。八幡さまもにぎわっていました。