青森県立美術館
ちょっと前になりますけど青森で美術館めぐりをしました。
5月の半ばだったので観光客も落ち着いた頃でゆっくりできました。でも、やっぱり東京とくらべて寒かったです。
青森県立美術館は青森市からバスで20分ほど。総合運動公園という、野球場やサッカー場が6個くらいあってジャージの高校生が汗かいているようなところを通り抜けて行くとあります。
アプローチは、うーん聞きしにまさる美しい白亜の外観。
原っぱに白い箱がぽんぽんと置かれているようなイメージ。雪の深い頃に来たらまたよさそうな感じです。
入り口に近づいて行くと青森県美のマークであるあいあい傘風の三角マーク(AomoriのAらしい)が壁にびっしりと。ここの見ものがこの徹底されたビジュアルアイデンティティなんです。
オリジナルのフォント(字体)を作って、印刷物や館内サインすべてをこれに統一しています。エレベーターの押しボタンにまでこれを使っていたのには驚き。
最初の展示フロアーはアレコホールという巨大な吹き抜けホール。4階分くらい吹き抜けてる。
ここにテニスコートくらいあるシャガールが3面に架かっています。は、迫力!
部屋の中央に一人がけの椅子がばらばらと置いてあって、のんびりと過ごせそう。なんでもここでピアノやバイオリンコンサートを定期的にやるらしい。今回は空想だけで満足することにした。
次が青森出身の現代アート作家、奈良美智のエリア。
ありました、ありました、あおもり犬。
ぬべーっとしてました。思わず、元気出せよっていいたくなるような態度だけど、巨大なもんだから笑っちゃうのみです。
あと、原にもあったHula Hula Garden。部屋をさらに大きな箱で囲い、来館者は暗くしている大きい部屋と小さい部屋の隙間に入って、小窓から作品を見るという方法だった。あの華やかさが引き立つ、いい方法でした。
展示フロアーでは修学旅行の団体が数組来ていて、説明員が大きな声を張り上げていました。
中高生相手の館内ツアーって、一般向けの上品なのと違って、それはそれで楽しいんだろうな、と思った。
その他の展示をさらっと見てからミュージアムショップへ。これが大きくて充実している。奈良美智グッズの取り扱いでは日本一ではないだろうか。
それからカフェ。これも大きい。でも空いてる。
ランチにワインで1500円と値段もそこそこ。サービスもかなりきちんとしてる。だからこそこんなに空いてて大丈夫か?と心配になった。
翌日から「人体の不思議」展なのでそれなりにもりあがるのかな。
大型美術館なのでショップ、レストラン含めて滞在時間は3時間ほど。心もお腹も大満足でした。
それからちょっと散歩気分でお隣の三内丸山遺跡をぶらぶらして市内に帰りました。