No Man’s Land 「創造と破壊」@フランス大使館旧庁舎
平日の午後だっていうのに入り口では行列、中は芋洗い状態のぎっしり。こんなに混んでいる現代アート展は久しぶりだった。
リノベーションのために解体が決まったフランス大使館の建物を現代アート展のために開放。ビッグネームこそいなかったものの大手ギャラリーでよくみかける中堅や若手が60人くらいと大規模なもの。いずれも刺激的でゆっくり見るには半日はかかりそう。
それにしても魅力的な場所であり、建物。いかにも戦後チックで、ここで数々の国際政治活動の一端が行われていたのかと思うと興味深い。お客さんもそちら目当ての方も多く、そこここで「一度入ってみたかった」「ドゴールが、ミッテランが」という会話が聞こえた。
広尾という場所、フランス大使館という建物の魅力によって現代アートでも多くの来場者を呼びこむことができるという実例を目の当たりにしてうれしくなった。