アリソン・ショッツ「GEOMETRY OF LIGHT」@エスパス ルイ・ヴィトン東京
アリソン・ショッツ「GEOMETRY OF LIGHT」@エスパス ルイ・ヴィトン東京
表参道のファッションビルという好立地に最上階3面ガラス張りの光り溢れるスペース。そして、ショッツの作品は透明な素材を使った繊細かつ巨大なインスタレーション。ということでよく似合っていた。
訪問したのは昼間だったので、作品は外光を受けて虹色に偏光させていたが、これが屋外で風を受けて動いたらどうだっただろうか、とか、夜になって街の光を受けたらどうなるのだろうか、などと空想がふくらんだ。
最上階からの景色を眺めていたら、青山、原宿界隈にはまたヘンなビルができていた。ここではそうした原宿の空中散歩も楽しめる。
ところで、エルメスに続いてルイ・ヴィトンも訪れて、今日では世界的ブランドファッション産業が現代アートを活用しているのだと思った。それにかける予算規模や洗練された手法は悪くない。
80年代の日本でデパートやメディア産業がアートにかけた支援がどことなく貧乏臭くて、あからさまなビジネス利用が透けて見えたことを思い出した。