トーキョーワンダーサイト | 東京から新しい芸術文化を創造・発信するアートセンター
TWSクリエーター・イン・レジデンス オープンスタジオ@トーキョーワンダーサイト渋谷
通りすがりであったが、しっかり楽しめた。意外と東京都のアーティスト助成もしっかりとしてきたように思う。
下道基行は馬喰町にある武蔵美のサテライトギャラリーで見たばかり。
「旅をする本」は各種の本を分解し、それぞれの部品を別の部品と貼りあわせてセットを作る。そしてそれを旅人に託し、世界を旅させるというもの。アナログ・ソーシャルでロマンチック。
しかし、リフォートプロジェクトでもアトミックサンシャインの鳥居でも感じた作家の存在感の希薄さを再確認した。この方はどうやって作家としての自分を残していくのだろうかと気になった。
mamoruの「残りモノの庭」は、食べた後の果物などの種を植えて育てるというプロジェクト。ニンジンやメロン、トマトの種がペットボトルの鉢でスクスクと成長していく様子は清潔で新鮮な驚き。
田村友一郎の映像作品は時間がなくてよく見られなかったが、彼は今年の恵比寿映像祭でGoogleストリートビューだけで映像作品を作ったあの人だったことを後から知った。じっくり見たかったのに残念。
もっと残念だったのがアンサンブル・モデルンらが一柳慧のコンセプトスケッチを基に再演したビデオがあったのにゆっくり見られなかったこと。フルクサスが生で目撃できるチャンスだったのに。やっぱり通りすがりじゃダメだ。