西尾康之「エキゾチズム」@山本現代
以前、西尾による巨大で凶暴そうなセイラさんを見たことがあったが、今回の作品もかなり不気味だった。作品はいくつかの人物と浮き彫りの立体。いずれも昔の少女マンガ風のキャラクターで、中世のヨーロッパ風のストーリーを表現しているようだった。
そもそも少女マンガの巨大な眼とか装飾過多の衣装とか、不自然なくらいの足の長さなどは単体の映像としてみると気味が悪いものだ。立体になっているのでさらに怖い。
これを見て思ったのだが、直前に見た渡辺豪のCG少女もそうだが、人物を過剰に表現することは日本人に特有の感性なのだなあとあらためて思った。