IRREGULAR RHYTHM ASYLUM -blog: 前衛美術とアナキズム ~戦後日本前衛美術におけるパフォーマンス史
前衛美術とアナキズム~戦後日本前衛美術におけるパフォーマンス史@下北沢ラ・カメラ
60年代のアートパフォーマンスについての評論「肉体のアナーキズム」著作の黒ダライ児のトークイベント。福岡の方なのでめったに見られないのではと思い、いそいそと下北沢まで出かけてみた。
そしたら開始は告知より1時間遅れということでがっかり。しかし、始まってみれば狭い会場はいっぱいになっていた。若い人達がこのテーマでこんなに集まるとは思わなかった。
内容はまず、戦後でもなくパフォーマンスでもなく、戦前の上海での前衛芸術運動からだった。しかし、それは後半の60年代アートパフォーマンスについての話とつながらなかった。
新しい資料としては1966年のアートシアター新宿文化における新宿アートフェスティバルの写真。それ以外には特に興味深いものはなかったが、黒ダのあさいますおへの共感が深いことはよくわかった。
また、クロストークの相手である高野慎三が、クロハタの公演チラシや赤瀬川原平の千円札裁判会場見取り図など貴重な資料を提供。
それはいいのだが、クロストークはホントに盛り上がらなかった。事前のすり合わせがなかったのだろうか?テーマに興味がないのならメンバー変えたらどうだったろうか。モデレータはもう少しきっちりとした進行をするべきだと思った。