避難所運営ゲーム「HUG」体験会
文京区安藤坂で避難所運営ゲーム「HUG」の体験会に行ってきた。これは町会関係者、学校関係者、区役所の職員は全員やっておくべきだろう。このイベントは文京区のふつうの保育園ママが企画・運営している。地域の意識の高さに関心した。
ゲームはまず、災害の規模、時間、気候が提示され、校内と体育館の見取り図が与えられる。メンバー6人が相談する間もなく、次々と学校に訪れる被災者のカードが読み上げられる。年齢、病気、ペット、帰宅困難者…。トイレが流せない、雨が降ってきた、避難者リストを作れなどの条件も。
それを手分けして部屋割り、トイレ、公衆電話などの設置、情報の告知、外部との対応などをしていくんだが、とにかく次々とやってくる事態に、相談するヒマもない。誰かが「ちょっと待て」と言わなければならないのだろうが、誰がリーダーかも決められない…。
まさに待ったなし。災害当日の避難所はこうなんだろう。避難所の運営は自治会の責任者(町会長?)となっているらしいが、もちろん町会長自身が被災しているかもしれない。ならば誰かがやらなくちゃならない。だからこそ、こうした疑似体験はすべての市民がやっておく必要があるだろう。
避難所運営ゲーム「HUG」は静岡県職員の発案という。県ではカードの販売とサンプルの貸し出しも行っている。地元の新宿区でもぜひやってみたいと思った。 http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html