「In the Flesh?”」ピンク・フロイド | 歌詞日本語訳
思い立って、若いときに擦り切れるほど聴いたこのアルバムの翻訳に挑戦してみました。思い入れたっぷりの意訳なので、他の方に役立つかどうかは疑問ですが。
ピンクフロイドの「ザ・ウォール」は1979年発表の2枚組コンセプトアルバムです。当時は大ヒットで、後年アラン・パーカー監督、ボブ・ゲルドフ主演で映画化されました。
発表後数年たってベルリンの壁崩壊という歴史的事件があり、これにちなんで当地で大規模なロックショーを何度かやっています。ビデオで見るとステージに設置された巨大な壁がエンディングで崩壊し、とてもスペクタクルです。実際に見に行きたかったです。
「In the Flesh」とは、「直接に触れ合う」などの意味があるらしいのですが、いまでもこれが歌詞と結びつかずに納得できません。納得する必要もないので、今ではこの矛盾を楽しんでいます。
In the Flesh?
So ya
Thought ya
Might like to go to the show.
To feel the warm thrill of confusion
That space cadet glow.
Tell me is something eluding you, sunshine?
Is this not what you expected to see?
If you wanna find out what’s behind these cold eyes
You’ll just have to claw your way through this disguise.
生身で?
そうかい、
つまりちょっとしたショーでも楽しもうと来たわけだ。
程よく混沌とした、生ぬるいスリルにあふれたショーを。
でも、ちょっと違うって思ってる?
見たかったのはこれじゃないって?
君への冷たい眼差しの裏側を本当に知りたいのなら、
すべての偽りをむしり取っていくしかないね。