「Willin’」リトル・フィート|歌詞日本語訳

「Willin’」リトル・フィート|歌詞日本語訳

米国南部のトラック乗りのすさんだ生活と、むくわれなかった恋心をうたったローウェル・ジョージの名曲。いったいアリスとの間になにがあったんだ。あまりに素朴な歌詞にむかしこんな映画があったような、と記憶を探りたくなる。

リンダ・ロンシュタットもこの人が好きでこの曲カバーしてるけど、リスペクトが感じられてなおさらオリジナルの良さが思い出される。ほんとローウェル・ジョージはいい声してるなあ。アメリカロック史のオールタイム・ベストボイスじゃなかろうか。

映画『アビス』でも海底作業員たちがラジオでリンダバージョンのこの曲うたってて、この曲はああいう現場作業員によく似合うなあとつくずく思った。


Willin’

I been warped by the rain, driven by the snow
I’m drunk and dirty don’t ya know, and I’m still, willin’
Out on the road late at night, Seen my pretty Alice in every head light
Alice, Dallas Alice

I’ve been from Tuscon to Tucumcari
Tehachapi to Tonapah
Driven every kind of rig that’s ever been made
Driven the back roads so I wouldn’t get weighed
And if you give me: weed, whites, and wine
And you show me a sign
I’ll be willin’, to be movin’

I’ve been kicked by the wind, robbed by the sleet
Had my head stoved in, but I’m still on my feet and I’m still… willin’
Now I smuggled some smokes and folks from Mexico
Baked by the sun, every time I go to Mexico, and I’m still

And I been from Tuscon to Tucumcari
Tehachapi to Tonapah
Driven every kind of rig that’s ever been made
Driven the back roads so I wouldn’t get weighed
And if you give me: weed, whites, and wine
And you show me a sign
I’ll be willin’, to be movin


ウィリン

雨に打たれ、雪に追われ、
いつも酔ってるから身なりもこんなだけど
まだすっかり諦めてはいないんだよ。

昨日の夜、ハイウェイでヘッドライトに浮かぶ君を見たよ
アリス、ダラスのアリス。

ツーソンからトゥクムカリ、テハチャピ、トゥナポゥまで
どんなトラックだって転がした
どんな裏街道も使ったさ
だから相変わらずやせっぽち。

葉っぱ、粉、ワイン、それだけでいい
知らせてくれればどこへだって流れていくよ。

風にあおられ、みぞれにうたれ、熱にうなされても
それでもまだ、まだすっかり諦めてはいないんだよ。

葉っぱと密入国者をメキシコから
そんなときはいつも背中が灼けちまう。
それでもまだ、オレは…。

ツーソンからトゥクムカリ、テハチャピ、トゥナポゥまで
どんなトラックだって転がした
どんな裏街道も使ったさ
だから相変わらずやせっぽち。

葉っぱ、粉、ワイン、それだけでいい
知らせてくれればどこへだって流れていくよ。