映画『インターステラー』
ワームホール、ブラックホール、高重力下での時間、事象地平など宇宙科学注目のアイテムをきちんとビジュアル化。また、きちんと人工重力のある場所とそうでないところを描いていてこれも好印象。そこがクローバーフィールド・パラドックスとの大きな違い。あちらではいつも地面に脚がついていた。
しかし、インターステラーでも地球の重力圏を脱出するのにロケットを使用したのに、水の惑星や氷の惑星の地表を立つのにあの小さなボートだけで可能というのは何故なんだ。ブレードランナーでもそうだが(回転翼でもないのに)垂直に地面を離れる乗り物が出てくる時点で辟易とする。それにロケットの打ち上げを研究棟内でするのか?
それにストーリーのキーが例によって「高次の存在」で、それが主人公を多面的空間に送り込み、時間を超えたメッセージを送信させるという展開にがっかり。その後の展開もストーリーのご都合的。