映画『戀戀風塵』

映画『戀戀風塵』

侯孝賢の1981年の作品。オープニングで十份の駅が見えたときからなぜか懐かしくなる。別の国なのに。

山村から都会に出できた男の子と女の子の出会いと別れという素朴なストーリー。村の広場で映画会。不器用で危うい都会の暮らし。そして兵役。昭和の日本でもこんな話たくさんあったけど微妙に違っているのが日本人にとっての台湾映画の魅力。

主人公のおじいちゃん役は戯夢人生のあの李天祿(リー・ティエンルー)。ぶつぶつと孫を諭す姿が似合ってる。

登場人物は本省人中心で話す言葉も台湾語らしい。標準語との区別くらいは出来るようになりたいものだが。