映画一覧

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映画「無常素描」

映画「無常素描」 「9月11日」も早かったが、こちらも震災1ヶ月目に現地入りし撮影、3ヶ月後に上映と素早かった。それでもこれはテレビのスペシャル番組ではなく、れっきとしたドキュメンタリー映画である。 ナレーションも音楽もなし。ひたすらあのガレキの平野と被災者の声で、あの時期のあの場所の空気を映像に定着させている。 被災者の声を聞いていて思うのは、あたりまえの事だが、生存者は語り、犠牲者は語らないとい...

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映画「八日目の蝉」

映画「八日目の蝉」 小説では希和子と薫の過去の逃避行を第一部、薫(恵理菜)と千草の旅を第二部という構成だったし、ドラマもこれをほぼ忠実になぞったものだった。 しかし、映画は成長した薫のいる現在を中心に、過去の逃避行を追憶するという構成になった。映像と時間を操作する映画というメディアでは、これは正解だった。しかし、構成が複雑になり観るものが混乱しやすくなるのは避けられない。 中にはこうした構成を職人芸...

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映画「わたしを離さないで」

映画「わたしを離さないで」 (完全にネタバレです) カズオ・イシグロ原作の臓器移植をテーマとしたパラレルワールドストーリー。 「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイとキャリー・マリガン、それに「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールドと、若手俳優を揃えた割には輝きのない、哀しみをたたえた映画。 臓器移植のための人工授精ドナー児の育成が制度化された世界。そのドナーが少年時代を過ご...

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映画「フェイシズ」

映画「フェイシズ」 深夜のBSで観たニューヨークのインディーズ派、ジョン・カサヴェテスの1968年の映画。あまりのかっこ良さにしびれた。 中年の男、その古い友だち、若い女(ジーナ・ローランズ!)。 ハメを外しての盛り上がりと、それぞれのすれ違い。そのすれ違いが亀裂の入っていた夫婦への離婚のきっかけとなり、さらに物語は思わぬ事態に転がっていく。 ストーリーは重要ではない。画面に現れる役者の表情、...

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映画「ソーシャル・ネットワーク」

映画「ソーシャル・ネットワーク」 ユーザー数5億人と世界最大のSNSと言われるFacebook。その創業者、マーク・ザッカーバーグを中心としたビジネス創業とお定まりの内紛、そして訴訟合戦を描いた映画。 室内で議論しているかキーボード叩いているシーンばかりで、映画としては退屈だと思う。ソーシャルネットワークに興味のある人か、ギークなハッカーに親近感を抱く人であれば楽しめるかもしれないが。 デヴィッド・...

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映画「9月11日」@ポレポレ東中野

映画「9月11日」@ポレポレ東中野 日本各地で老人介護に従事する20代から30代の若者たちによるトークイベントのドキュメンタリー。 映画はイベントの様子とそれぞれの施設の日常を交互にテンポよく映し出す。このイベントは今年の9月11日のことで、映画となって上映されたのが12月。そのスピード感にも驚く。 人生の終わり近くになった老人たちを介護するという日々を過ごす若者たち。彼らが何を語るのか興味があって...

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映画「シングルマン」

映画「シングルマン」 1960年代のLA。16年間連れ添ったゲイのカップルは死によってその関係を終える。そして残された者の終わり近い一日を描いた映画。 1960年代。 エイズ以前、 インターネット、携帯電話以前のアメリカ。 開放的な木造住宅。 シンプルなインテリア。 ツーシーターのベンツ。 きりっとしたシャツとスーツ。 「今日の君はすばらしいよ」 「ありがとうございます」という会話...

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映画「ANPO」@渋谷アップリンク

映画「ANPO」@渋谷アップリンク 日本育ちのアメリカ人女性(リンダ・ホーグランド)による、日本人アーティストと60年安保の時代についてのドキュメンタリー映画。 朝倉摂、池田龍雄、石内都、東松照明、中村宏などその時代まっただなかのアーティスト。半藤一利、保坂正康、ティム・ワーナーなどの評論家やジャーナリスト。山城知佳子など生まれる前だが現在活動真っ最中のアーティストがその記憶や思いをそれぞれの作品を背景に...

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映画「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」

映画「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」 アムステルダム国立美術館のリニューアルについてのドキュメンタリー映画。2004年に計画がスタートしたのだが、予定を大幅に遅れて2010年の今日に至ってもまだオープンしていない。 計画が難航した最初の理由は中央通路。以前から自転車専用道路として市民に活用されていたのだが、建築家のプランではこれを縮小することに。この計画が発表されると地元のサイクリスト団体が猛反対...

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Amazon.co.jp | パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD] DVD・ブルーレイ – ドキュメンタリー映画

Amazon.co.jp | パリ・ルーヴル美術館の秘密 DVD・ブルーレイ - ドキュメンタリー映画映画「パリ・ルーヴル美術館の秘密」DVDの郵送レンタルによってようやく観ることが出来たルーブル美術館の1990年の改修とリニューアルオープンの様子を捉えたドキュメンタリー映画。職員1200人だって、すごいね。建物も巨大で古い。地下の職員廊下ではカートが走りまわり、職員がローラースケートをはいてい走ってた。それに数世...

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映画「アヒルの子」@ポレポレ東中野

映画「アヒルの子」@ポレポレ東中野 作家のしんぞうさんのブログで紹介されてて、がぜん見たくなったドキュメンタリー映画。 監督の小野さやかは映画製作時は若干20歳。幼年時にヤマギシ会幼年部にあずけられたことを両親に捨てられたと感じており、そのことで成長した今日まで家族の中で自分を押し殺して生きてきた。そしてドキュメンタリー映画を作ることで家族の一人ひとり、そして自分の過去に向きあうことにした。 家族を...

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映画「桃色のジャンヌ・ダルク」@ユーロスペース

映画「桃色のジャンヌ・ダルク」@ユーロスペース 主演女優にイベントに関わってもらった関係でチケットを入手。六本木アートナイトでの徹夜を控えた夜、渋谷のユーロスペースで初日挨拶および初上映を見た。満席で通路に座布団だった。 過激なパフォーマンスがウリの女性の痛々しいドキュメンタリーかと思ったら、意外とすかっと突き抜けた爽やかなあと味の快作。増山氏はアーティスト、反戦活動家、反原発活動家であり、2児の母親、い...

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眠い!「いま ここにある風景」

眠い!「いま ここにある風景」 ドキュメンタリー映画が好きで、それなりに耐性はあるはずなんだが、この映画は眠かった。挑戦されているのかと思い、がんばったが瞬間的に意識がなくなる時があった。 エドワード・バーティンスキーという写真家は、鉱山開発などの産業よって変貌を余儀なくされた風景を取り続けている。この映画は、彼の中国の産業風景をテーマにした写真集「Manufactured Landscape CHINA...