書籍一覧

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渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション) | アーサー・C・クラーク, 深町 眞理子 | 本 | Amazon.co.jp

渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション) | アーサー・C・クラーク, 深町 眞理子 | 本 | Amazon.co.jp「渇きの海」アーサー・C・クラーク(ハヤカワ文庫)1961年の作品だからクラークがSFを描き始めて10年目。彼の長い絶頂期の始まりの頃だろう。月面の塵の海を渡る観光ボートが月震で沈没。これの救出をめぐるスペクタクル。次から次へと危機が襲いかかり、科学者と技術者がひとつひとつ対処し...

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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) | 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎 | 本 | Amazon.co.jp

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) | 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中 郁次郎 | 本 | Amazon.co.jp失敗の本質―日本軍の組織論的研究(中公文庫)ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦を取り上げて、日本軍がなぜうまく行かなかったのかを組織論から解釈している。1984年刊行だから日本の製造業が世界に活...

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Amazon.co.jp: イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘い: 辻上 奈美江: 本

Amazon.co.jp: イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘い: 辻上 奈美江: 本イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘いあたり前のことだがイスラム諸国と一括りにできるわけもない。それぞれの国にそれぞれの事情があり、ジェンダー状況もそれぞれである。本書は専門の研究者が「アラブの春」を経た諸国(チュニジア、エジプト、バハレーン、サウディアラビア、モロッコ)...

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ぼくらは海へ (文春文庫) | 那須 正幹 | 本 | Amazon.co.jp

ぼくらは海へ (文春文庫) | 那須 正幹 | 本 | Amazon.co.jp「ぼくらは海へ」那須正幹(文春文庫)70年代の小学6年生。進学塾に通っているちょっと勉強ができる系の。塾の行き帰りに通る埋立地で、気まぐれから船をつくることになる。そして夏休みに向けて彼らだけの船出を夢見るのだが…。ズッコケ3人組の作者のデビュー前の作品。そのイメージにそぐわない重苦しい空気と救いのない結末だが、それでも読んだものに忘れら...

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Amazon.co.jp: 医療の選択 (岩波新書): 桐野 高明: 本

Amazon.co.jp: 医療の選択 (岩波新書): 桐野 高明: 本「医療の選択」桐野高明(岩波新書)各国における医療の現状(第1章)、健康保険制度の現状(第2章)、医療の課題としての高齢化社会(第3章)、産業としての医療(第4章)というテーマだてで、わが国の医療制度の課題をコンパクトに俯瞰できる良書である。各章末に選択肢が提示してあり、これは私たちが医療制度を社会課題として判断するときのガイドである。それは同時...

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笹まくら (新潮文庫) | 丸谷 才一 | 本 | Amazon.co.jp

笹まくら (新潮文庫) | 丸谷 才一 | 本 | Amazon.co.jp「笹まくら」丸谷才一(新潮文庫)1960年台だから終戦から20年も経っている頃のはなし。大学職員の浜田には徴兵忌避者として日本中をさまよっていた過去がある。小説は砂絵師として各地を放浪した日々と、現在の職場や家庭でのあれこれが交互に描かれる。放浪の日々のよるべなさ、終わる見込みの無い逃亡という絶望も緊迫感があるが、戦争を受け入れずに逃亡したと...

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Amazon.co.jp: 総点検・日本海軍と昭和史: 半藤 一利, 保阪 正康: 本

Amazon.co.jp: 総点検・日本海軍と昭和史: 半藤 一利, 保阪 正康: 本「総点検・日本海軍と昭和史」半藤一利・保阪正康(毎日新聞社)元海軍中将の小柳富次が戦後、海軍OBに聞き取りした「小柳資料」が最近になって発表された。これを基に昭和史のエキスパートである両氏が、戦後流布した海軍善玉論への決別というテーマで行った対談集。ジャーナリストや昭和史研究者が問うても黙して語らなかった海軍指導者たちが、身内である...

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Amazon.co.jp: 避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?: 相川 祐里奈: 本

Amazon.co.jp: 避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?: 相川 祐里奈: 本「避難弱者 あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?」相川祐里奈(東洋経済新報社)著者は国会事故調の調査員。報告書では病院の避難について担当したが、そこで書ききれなかった老人ホームの避難についてまとめたのが本書。原発間近の老人ホーム、避難勧告、人も資材もない。混乱や苦労は想像に難くないが、実際に何...

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私のなかの彼女 | 角田 光代 | 本 | Amazon.co.jp

私のなかの彼女 | 角田 光代 | 本 | Amazon.co.jp「私のなかの彼女」角田光代(新潮社)偶然入手できたので久しぶりに読んだ角田光代。しかし、これはダメだった。私は角田の大ファンと自認するものだが、読んでよかったものとダメなものがある。「対岸の彼女」「森に眠る魚」「八日目の蝉」は心ゆくまで楽しめた。再読もした。いずれも普通のダメ男とダメ女の極限状況を、きわめて閉塞された視点で描き、最後には約束されたわけ...

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ヤマネコ・ドーム | 津島 佑子 | 本 | Amazon.co.jp

ヤマネコ・ドーム | 津島 佑子 | 本 | Amazon.co.jp「ヤマネコ・ドーム」津島佑子(講談社)木村朗子の評論で取り上げられていたので読んでみた。小説を読む歓びはあったが、作家の社会認識は軽薄なものだった。こんなものが現代社会ではない、混血の私生児の人生はこんなものではない、高齢者の現在はこんなものではないと思いながら読んでいた。これを「震災後文学」の出発点と見るとしたら行く末も知れている。戦後すぐに生ま...

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震災後文学論 あたらしい日本文学のために | 木村朗子 | 本 | Amazon.co.jp

震災後文学論 あたらしい日本文学のために | 木村朗子 | 本 | Amazon.co.jp「震災後文学論 あたらしい日本文学のために」木村朗子(青土社)日本文学を読まなくなって久しいが、震災後というか原発事故後の日本文学はどうなっているのか興味が出て読んでみた。川上弘美、いとうせいこう、多和田葉子、高橋源一郎、辺見庸が現代のキープレーヤーらしい。いずれもしばらく前は本流ではなく、周辺にいた作家たち。いかにも重量感が...

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旅の時間 (講談社文芸文庫) | 吉田 健一 | 本 | Amazon.co.jp

旅の時間 (講談社文芸文庫) | 吉田 健一 | 本 | Amazon.co.jp「旅の時間」吉田健一(講談社文芸文庫)豊かな旅の時間についての小説である。絵空事ではあるが、時間を費やして没頭する価値のある絵空事である。移動中の旅客機、客船、東北へ向かう列車、パリ、大阪、英国の田舎、ニューヨーク、ロンドン、神戸、京都。旅人が出会う玄妙な空間と時間そして人を描いて、旅という非日常の感覚をこのうえなく表現している。いずれ...

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サンダカン八番娼館 (文春文庫) | 山崎 朋子 | 本 | Amazon.co.jp

サンダカン八番娼館 (文春文庫) | 山崎 朋子 | 本 | Amazon.co.jp「サンダカン八番娼館」山崎朋子(文春文庫)「からゆきさん」と呼ばれた、戦前にアジア各国へ渡った売春婦たちについての1975年のドキュメンタリー。かつては誰もがあたり前のように読んでいたものだがもう思い出す人も少ないようだ。一般資料から大局を描くのではなく、実際に生存している本人を探し出し、虚言を吐くことをものともせず親密になり、生の...

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Amazon.co.jp: 死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶: 北村 毅: 本

Amazon.co.jp: 死者たちの戦後誌―沖縄戦跡をめぐる人びとの記憶: 北村 毅: 本「死者たちの戦後誌 沖縄戦跡をめぐる人々の記憶」北村毅(御茶ノ水書房)沖縄戦の熾烈さとか、そこに至る道のりについては多くの書籍が著されている。しかし、その死者、もっとはっきりと言うと遺体や遺骨が終戦後どうなったのか、どのように「利用」されてきたのか。そして誰が何を考えて「利用」してきたのかを詳細に調査した論文集。ともすれば大き...

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Amazon.co.jp: 戦後日本の「独立」 (単行本): 半藤 一利, 竹内 修司, 保阪 正康, 松本 健一: 本

Amazon.co.jp: 戦後日本の「独立」 (単行本): 半藤 一利, 竹内 修司, 保阪 正康, 松本 健一: 本「戦後日本の『独立』」半藤一利・竹内修司・保阪正康・松本健一(筑摩書房)日本の占領期(昭和20年8月のポツダム宣言受諾から昭和27年4月のサンフランシスコ講和条約発効までの期間)についての座談会である。まとまった評論や論文ではないが、いずれも日本近代史の第一人者であるので興味深いものにならないはずが...

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Amazon.co.jp: 間違いだらけの少年H―銃後生活史の研究と手引き: 山中 恒, 山中 典子: 本

Amazon.co.jp: 間違いだらけの少年H―銃後生活史の研究と手引き: 山中 恒, 山中 典子: 本「間違いだらけの少年H―銃後生活史の研究と手引き」山中恒・山中典子(辺境社)批判の対象となっている「少年H」のアマゾンのレビューを見ると、本書について多く取り上げられている。こうして対になって取り上げられるのであれば、ベストセラーの影に隠れてしまうこの批判本にも日が当たることになるのだろう。「少年H」が売れれば売...

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オオカミの護符 | 小倉 美惠子 | 本 | Amazon.co.jp

オオカミの護符 | 小倉 美惠子 | 本 | Amazon.co.jp「オオカミの護符」小倉美惠子(新潮社)著者は川崎市土橋の出身。ここは現在、田園都市線の宮前平駅周辺で瀟洒な住宅街だが、かつてはわずかな集落による農村だった。著者の実家も農家で今日では農業はやめている。ある日、著者は実家の蔵にはられたお札のオオカミの図案に惹かれた。そして、かつての農村社会とその生活に欠かせない「講」についての映像記録と聞き書きをする...

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Amazon.co.jp: 驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく): 六車 由実: 本

Amazon.co.jp: 驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく): 六車 由実: 本「驚きの介護民俗学」六車由実(医学書院)民俗学の研究者が介護施設に就職。そこで業務の傍ら利用者に聞き取りをしたところ、そこは民族学的知識の宝庫だったというルポ。たしかにかつて民俗学者はムラや古老に話を聞きにいったものだったが、そうした人々は老人ホームにもいる。しかもそれは従来の民俗学からこぼれた、近代の発展を支えた人々の声だっ...

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Amazon.co.jp: 昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー): 半藤 一利: 本

Amazon.co.jp: 昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー): 半藤 一利: 本昭和史 1926-1945 半藤一利(平凡社ライブラリー)夏の暑い頃になるとこうした本が読みたくなる。半藤が昭和史の重要ポイントを講義形式で語ったものを聞き書きしたもの。語り言葉なので読みやすい。若い人たちにぜひ読んでもらいたい一冊だ。半藤はまとめの章であの戦争についての教訓をこうまとめる。その1 国民は熱狂しないこと。...

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Amazon.co.jp: フルクサスとは何か?―日常とアートを結びつけた人々 (Art edge): 塩見 允枝子: 本

Amazon.co.jp: フルクサスとは何か?―日常とアートを結びつけた人々 (Art edge): 塩見 允枝子: 本「フルクサスとは何か?―日常とアートを結びつけた人々」塩見允枝子(フィルムアート社)うらわ美術館で多くの関連作品を目にして興味があったので購入。フルクサスは1960年代にニューヨークで発足した、ジョージ・マチューナスを中心とした運動。ハイアートに対抗する前衛運動のひとつで、日本のネオ・ダダイズム・...