寺田忍個展「メロウホワイト」@新宿眼科画廊
通りすがりによってみた眼科画廊では包帯のくるくる巻きをロウで固めた巨大オブジェ。同様にロウで固めた包帯で閉ざされた部屋も迫力ありました。
その部屋に髪の毛ボサボサで包帯ワンピースを着たビョーキっぽい若者がいたのですが、それが作家さん。なんでこんなカッコ?
でも、話してみると意外と気持ちのいいサッパリとした人。聞けば今年だけでも10くらいのグループ展に参加しており、実績のある作家らしい。むかしから包帯を素材に作品をつくっており、自分個人の不安とか社会の不安を表現しているとのこと。
包帯=病気や怪我という素材を使いながら、ビジュアル的には決して不快ではない。むしろリリシズムのある表現でした。