森村泰昌展 ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る@資生堂ギャラリー
これも遠足企画の流れで新橋まで。こちらはベラスケスだった。
誰もが知っているあの王女の作品をモチーフに、あの絵を描いている作者、そしてその姿が鏡に映りこみ、など構造的に構成したもの。
会場は写真撮影自由。中央には王女のフィギュアも配置して自分でも撮影したり入り込んだりできるという構成。
原美での展示会が20年間という時間を経てもゆるぎなき森村の情熱を体感させてくれたので、ここで新作を見ることによってその印象が補完された感じがする。
最新技術で画像が鮮明に、かつ構成上の仕掛けも可能になったのだがそこに一貫しているのはその情熱だった。
以前、買い逃したダヤニータ・シンの図録を買えてさらに幸せな気分になった。