アイ・ウェイウェイ展-何に因って?@森美術館
PALの鑑賞会でまた楽しくお喋りしながらの美術館めぐり。今回のも多様な解釈が可能な作品が多く、話がはずんだ。
とにかく金と手間を惜しまずダイナミックに作っている。お茶1トン分の立方体とか大量の真珠が巨大椀にいっぱいとか、1001人の中国市民をドイツに連れて行くとか。
中国の作家として歴史や政治との関連で表現することを避けていない。しかし、アーティストとしての美意識や作品の完成度はしっかり維持している。
また、クラフトマンシップへのリスペクトも随所にあり、アンティークの家具を使った作品や古寺院の木材を使った作品など、この国の職人の高度な技に目を見晴らされました。
森美術館の巨大なスペースを贅沢に使った満足度の高い展覧会です。