NO IMAGE

Amazon.co.jp: イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘い: 辻上 奈美江: 本

Amazon.co.jp: イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘い: 辻上 奈美江: 本イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘いあたり前のことだがイスラム諸国と一括りにできるわけもない。それぞれの国にそれぞれの事情があり、ジェンダー状況もそれぞれである。本書は専門の研究者が「アラブの春」を経た諸国(チュニジア、エジプト、バハレーン、サウディアラビア、モロッコ)...

NO IMAGE

ぼくらは海へ (文春文庫) | 那須 正幹 | 本 | Amazon.co.jp

ぼくらは海へ (文春文庫) | 那須 正幹 | 本 | Amazon.co.jp「ぼくらは海へ」那須正幹(文春文庫)70年代の小学6年生。進学塾に通っているちょっと勉強ができる系の。塾の行き帰りに通る埋立地で、気まぐれから船をつくることになる。そして夏休みに向けて彼らだけの船出を夢見るのだが…。ズッコケ3人組の作者のデビュー前の作品。そのイメージにそぐわない重苦しい空気と救いのない結末だが、それでも読んだものに忘れら...

NO IMAGE

Amazon.co.jp: 医療の選択 (岩波新書): 桐野 高明: 本

Amazon.co.jp: 医療の選択 (岩波新書): 桐野 高明: 本「医療の選択」桐野高明(岩波新書)各国における医療の現状(第1章)、健康保険制度の現状(第2章)、医療の課題としての高齢化社会(第3章)、産業としての医療(第4章)というテーマだてで、わが国の医療制度の課題をコンパクトに俯瞰できる良書である。各章末に選択肢が提示してあり、これは私たちが医療制度を社会課題として判断するときのガイドである。それは同時...

NO IMAGE

映画「わたしたちに許された特別な時間の終わり」

映画「わたしたちに許された特別な時間の終わり」 才能がありながらも認められないミュージシャンが自死に至るというありふれた出来事である。撮りためたビデオを一本の映画に完結させるために取ってつけたようなフィクション部分である。それでもこの映画には見てよかった、見るべきものを見たと感じさせてくれるものがある。 それは未来がどうなろうと、映画とか音楽とか表現することにこだわり続け、作品を完結させようとする、あらゆ...

NO IMAGE

笹まくら (新潮文庫) | 丸谷 才一 | 本 | Amazon.co.jp

笹まくら (新潮文庫) | 丸谷 才一 | 本 | Amazon.co.jp「笹まくら」丸谷才一(新潮文庫)1960年台だから終戦から20年も経っている頃のはなし。大学職員の浜田には徴兵忌避者として日本中をさまよっていた過去がある。小説は砂絵師として各地を放浪した日々と、現在の職場や家庭でのあれこれが交互に描かれる。放浪の日々のよるべなさ、終わる見込みの無い逃亡という絶望も緊迫感があるが、戦争を受け入れずに逃亡したと...

NO IMAGE

展覧会情報現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより

展覧会情報現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展@東京国立近代美術館いわゆる個人コレクターのコレクション展。近美の企画展には失望したことはほぼないのだけど、これはちょっとがっかり。コレクターのとりとめのない趣味を見せられただけのような印象。キャプション上段が取引的価値について、下段が作品的価値についてという構成は面白かったが。結局、個人のコ...

NO IMAGE

2014.7.5 – 8.31 戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家 – 埼玉県立近代美術館

2014.7.5 - 8.31 戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家 - 埼玉県立近代美術館戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家@埼玉県立近代美術館前評判に惹かれて行ったのだが、わざわざ北浦和まで行くこともなかったという結果だった。美術館は、建築展とは建築物を作品として見せる展示会なのかという疑問から出発してほしい。美術展と違い、そうなると実物を設置するわけにいかず、モデルと図面、写真とビデオを設置するしかな...

NO IMAGE

Amazon.co.jp: 総点検・日本海軍と昭和史: 半藤 一利, 保阪 正康: 本

Amazon.co.jp: 総点検・日本海軍と昭和史: 半藤 一利, 保阪 正康: 本「総点検・日本海軍と昭和史」半藤一利・保阪正康(毎日新聞社)元海軍中将の小柳富次が戦後、海軍OBに聞き取りした「小柳資料」が最近になって発表された。これを基に昭和史のエキスパートである両氏が、戦後流布した海軍善玉論への決別というテーマで行った対談集。ジャーナリストや昭和史研究者が問うても黙して語らなかった海軍指導者たちが、身内である...

NO IMAGE

Amazon.co.jp: 避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?: 相川 祐里奈: 本

Amazon.co.jp: 避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?: 相川 祐里奈: 本「避難弱者 あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?」相川祐里奈(東洋経済新報社)著者は国会事故調の調査員。報告書では病院の避難について担当したが、そこで書ききれなかった老人ホームの避難についてまとめたのが本書。原発間近の老人ホーム、避難勧告、人も資材もない。混乱や苦労は想像に難くないが、実際に何...

NO IMAGE

世田谷文学館 – 文学を体験する空間

世田谷文学館 - 文学を体験する空間茨木のり子展@世田谷文学館世田谷は区立美術館もでっかいし、美術館の分館も3つもあってさらに文学館もある。どれもしっかりと地元に根付いている感じがしてうらやましい。それで初めてこの世田谷文学館に行ってみた。そんなに大きくないのだが居心地のいいオープンスペース、ミニホールも開放的。常設展も企画がしっかりとして、よくある展示しっぱなしの常設とは一線を画している。そのように建物もいいのだけ...

「Willin’」リトル・フィート|歌詞日本語訳

「Willin’」リトル・フィート|歌詞日本語訳 米国南部のトラック乗りのすさんだ生活と、むくわれなかった恋心をうたったローウェル・ジョージの名曲。いったいアリスとの間になにがあったんだ。あまりに素朴な歌詞にむかしこんな映画があったような、と記憶を探りたくなる。 リンダ・ロンシュタットもこの人が好きでこの曲カバーしてるけど、リスペクトが感じられてなおさらオリジナルの良さが思い出される。ほんとローウェル・ジ...

NO IMAGE

展覧会情報映画をめぐる美術 ――マルセル・ブロータースから始める

展覧会情報映画をめぐる美術 ――マルセル・ブロータースから始める映画をめぐる美術――マルセル・ブロータースから始める@東京国立近代美術館うかうかしてると終わっちゃうので行ってみた。ここしばらくでは一番おもしろくて、こんな面白いもの見逃すところだったのかと安堵。タイトルのマルセル・ブロータースという人は知らなかったが、今回の展示会で特に重要なわけではないと思う。近代から現代にかけての映像とテキストをモチーフとした作品群...

NO IMAGE

私のなかの彼女 | 角田 光代 | 本 | Amazon.co.jp

私のなかの彼女 | 角田 光代 | 本 | Amazon.co.jp「私のなかの彼女」角田光代(新潮社)偶然入手できたので久しぶりに読んだ角田光代。しかし、これはダメだった。私は角田の大ファンと自認するものだが、読んでよかったものとダメなものがある。「対岸の彼女」「森に眠る魚」「八日目の蝉」は心ゆくまで楽しめた。再読もした。いずれも普通のダメ男とダメ女の極限状況を、きわめて閉塞された視点で描き、最後には約束されたわけ...

NO IMAGE

ヤマネコ・ドーム | 津島 佑子 | 本 | Amazon.co.jp

ヤマネコ・ドーム | 津島 佑子 | 本 | Amazon.co.jp「ヤマネコ・ドーム」津島佑子(講談社)木村朗子の評論で取り上げられていたので読んでみた。小説を読む歓びはあったが、作家の社会認識は軽薄なものだった。こんなものが現代社会ではない、混血の私生児の人生はこんなものではない、高齢者の現在はこんなものではないと思いながら読んでいた。これを「震災後文学」の出発点と見るとしたら行く末も知れている。戦後すぐに生ま...

NO IMAGE

震災後文学論 あたらしい日本文学のために | 木村朗子 | 本 | Amazon.co.jp

震災後文学論 あたらしい日本文学のために | 木村朗子 | 本 | Amazon.co.jp「震災後文学論 あたらしい日本文学のために」木村朗子(青土社)日本文学を読まなくなって久しいが、震災後というか原発事故後の日本文学はどうなっているのか興味が出て読んでみた。川上弘美、いとうせいこう、多和田葉子、高橋源一郎、辺見庸が現代のキープレーヤーらしい。いずれもしばらく前は本流ではなく、周辺にいた作家たち。いかにも重量感が...

NO IMAGE

旅の時間 (講談社文芸文庫) | 吉田 健一 | 本 | Amazon.co.jp

旅の時間 (講談社文芸文庫) | 吉田 健一 | 本 | Amazon.co.jp「旅の時間」吉田健一(講談社文芸文庫)豊かな旅の時間についての小説である。絵空事ではあるが、時間を費やして没頭する価値のある絵空事である。移動中の旅客機、客船、東北へ向かう列車、パリ、大阪、英国の田舎、ニューヨーク、ロンドン、神戸、京都。旅人が出会う玄妙な空間と時間そして人を描いて、旅という非日常の感覚をこのうえなく表現している。いずれ...

NO IMAGE

「Outside the Wall」ピンク・フロイド |歌詞日本語訳

「Outside the Wall」ピンク・フロイド |歌詞日本語訳 最後のセリフに「Isn’t this where….」というのがありますが、これはオープニングの聞き取れないようなセリフ「….we came in?」とつながっているのだそうです。 つまり「Isn’t this where we came in?(ここってオレたちが出てきたところじゃない?)」となります。つまり、壁を壊してせっかく外側に...

NO IMAGE

「The Trial」ピンク・フロイド | 歌詞日本語訳

「The Trial」ピンク・フロイド | 歌詞日本語訳 ちっともロックな曲じゃないのにこんなにしっくりとするのは何故なのでしょう。 歌詞の意味がとてもわかりにくかったです。 先生、別れた妻、母親それぞれにどんな経緯があったのかなど、全体のストーリーを知らなければ理解できなかったでしょう。 最後に「Tear down the wall!」と壁を壊すのですが、支配者がつくった壁を自らの手で壊して...

NO IMAGE

「Stop」ピンク・フロイド | 歌詞日本語訳

「Stop」ピンク・フロイド | 歌詞日本語訳 映画で少年が壁に向かってうずくまる男の肩を叩くと、振り向いた男が狂気の表情を浮かべたピンクだったというのがあります。 これがとても恐ろしかったのを覚えています。つまり、少年はその男はただの狂った男ではなく、成長した自分だということも知っているわけです。つまり自分はいずれ…。 Stop Stop! I wanna go home Take off ...