『リングワールド』ラリイ・ニーヴン

『リングワールド』ラリイ・ニーヴン

1985年初版だからもう40年前になるけど未だに忘れられていない小説。SFファンなら誰でも知っている恒星サイズのインフラストラクチャー「リングワールド」は、恒星を中心に地球の公転軌道サイズの回転するリング。そのリングを底面に地球の300万倍の面積がある生存圏がひろがっている。

舞台設定だけでもワクワクなんだが探検隊のメンバーは200歳の人間、超進化した双頭のパペッティア人、凶暴な猫型人類、絶対的幸運である運命を持った人間の女。それがリングワールドを創造した超テクノロジーと退化してしまった現地人類に翻弄されて行くというお手本のようなスペースオペラ。

銀河の果てとか時間の終わりとかになるともう概念でしか感じ取れない。恒星全体をカバーするダイソン球となるともう映像が浮かばない。なんとなく実感として想像できるサイズがリングワールトまでだと思う。

思えばSFはこれからサイバーワールドに反転していったのだなあと感慨する。ハードSFが一番輝いていた時代の作品として80年代の作品をもっと読んでみたいと思った。